「うるさい!お前がそんなんだからお母さんは出て行ったんだろ!!そんなに女が好きで、女と生活してたいなら、なんで莉乃をお前が引き取ったんだよ!!!莉乃はお母さんと一緒が良かったのに!!」
叩かれた頬を、自らの手で庇いながら、まだ父親を睨みつけて言い返す。
「くくっ......くく......」
父親は尚、不敵な笑い声をあげて舐めるように莉乃を見た。
「何が面白いんだよ!!真面目に答えろ!!なんで莉乃をお前が引き取ったのか...!!お母さんのところに行かせろよ!!」
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