暖かい光が差し、桜の舞う道。
新入生が少し大きめの制服に身を包み、
緊張気味の表情で歩いていく。
そして私もそのうちの1人だ。
周りと同じように歩いていく。
ただ私の制服のスカートはとても短く、
髪色は不自然に明るく、
そして...1人だった。
周りの新入生は、
皆、親と一緒だというのに...。
「いいよ、
どうせ1人には慣れてるし。」
新入生の親から向けられる
好奇の目に、莉乃は怯まずに
1人で高校の門をくぐった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…