「秘密。」 自分の唇に人差し指を当て、 教えてくれなかった。 「えー」 不満げに頬を膨らませる私に 説き伏せるように言う。 「お前も俺の告白の時三時間待ってただろ。お互い様だ。」 でも私が待ってた時間とまーくんが待ってた時間はかなり違うと思うんだけど。 その疑問を訴えられないまままーくんは何かを思い出したように自分のポケットの中を探る。