「なんで言ってくれなかったんだよ
すげー心配したんだぞ、関係ないわけねーだろ俺達幼馴染だろ?」

幼馴染…

あーそうか私が幼馴染だから
祐也は心配してくれたのか

なんでだろう
一瞬だけあたしのこと
恋愛感情で見てくれているのかと
思った自分がはずかしい

そんなはずないのにね

「関係ないじゃん!あたしたちただの幼馴染だよ?なんで?なんで祐也に関係あるの!?」

祐也がいった幼馴染という言葉が
思ったより胸に強くささり
つい心にもないことをいってしまった

「っ…」