なんなの…

幼い頃から祐也はいつもそうだ

あたしが他の男の子になかされたときも
あたしが大きな犬をこわがっていたときも
あたしが友達とけんかしたときも



いつもいつもあたしを助けてくれるんだ

「お前は俺の隣にいろよ」

それが祐也の口ぐせだった
いつからだろう
あたしは祐也を普通の幼馴染として
見れなくなっていた

祐也に会うたび
その笑顔を見るたび
どんどん君に惹かれていったんだ

その優しさにもっと触れたくて