コイバナをするごとに、風香さんはうなずいてくれた。

今まで付き合った人の名前とか。

いろいろなことを話した。

あと、のりで大地くんのことも喋ってしまった。

これには、風香さんもびっくり。

風香「こんなにオッドアイが綺麗でスタイルがいいのに。大変な思いをしていたのね。」

私「風香さん。褒めすぎです。スタイルなんて良くないですよ。」

風香「またまた、謙遜しちゃって。あと、さんはやめてね?」

私「じゃあ、風香ちゃん。とかはどうですか?」

風香「呼びやすいのならそれで。」

私「じゃあ、これで。」

風香「聖名ちゃん、協力してあげよっか?」

私「何がですか?」

風香「せ、聖名ちゃん天然?」

私「天然じゃないです!」

風香「ほんとに天然。あそこまで言ったらわかるんじゃないかしら?」

私「わ、わかんないんです。」

風香「大地とカレカノになることよ?ここだけの話、両思いなのよ。聖名ちゃん達。」

私「えーーーーー!!!」

風香「しっ。声が大きい!」

大地「姉ちゃんまた余計なこと喋っただろ?」

風香「な、なんの事!?」

大地「とぼけるな!」

風香「もうこの際だから言うわ。」

いやいや、折れちゃだめでしょ?

風香「大地達が相思相愛って話をしてたのよ。」

そう言うと、風花さんは部屋を後にして、リビングへ向かった。

大地君は「何言ってくれてんだよ!////待ちやがれ!」とか言ってたけれど、外側から鍵かけられちゃ、おしまいだね。