私「ねぇ?」

大地「なんだよ?」

私「さっき、お姉さんのって言ったよね?」

大地「?…あ、あぁ。」

私「今日お姉さん帰ってくるんじゃない?」

大地「帰ってくるよ?」

私「いやいや、誰もいないって言ってたじゃん?」

大地「言ったっけ??そんなこと。」

私「言ったわよ!」

大地「あ!思い出した。それ口実だ!それ言わねーとこねーと思ったから。」

はぁ、大地らしい。

私「いつ帰ってくるの?」

大地「もうすぐかな?」

「ただいまー!」

大地「噂をすれば。」

「あれ?お客さん?それもうちのパジャマによく似てる。」

大地「姉ちゃん、貸してやって?今日宿無し。俺の彼女。」

私「は?彼女じゃないわよ!何勝手に彼女にしてくれてんのよ!」

大地「ほらほら、おとなしくしてねーとまた、倒れんぞ。」

「彼女さん?じゃなさそうね?うち、中谷風香。」

私「わ、私、真中聖名です。」

風香「聖名ちゃん、可愛い名前ね?このバカ弟はほおっておいてうちとコイバナしましょ?」

わー、コイバナなんて久しぶり。

私「はい!」

大地「ば、バカ弟とは何だバカ弟とは!」

私は、風香さんの部屋に入った。

水色で統一されている部屋はまさに神秘的だった。