そんなこんなで、天使と悪魔が葛藤した結果。。。。
体育をやる!派の天使が勝った!
とは言ったものの
種目は、シャトラン!
私は、みんなに『大丈夫?顔色悪いよ?』と言われながらも、早退なんてしたら、今度はお母様に怒られるのが嫌で走った。
だけど、私の決心とは裏腹に体は悲鳴をあげていた。
カウントダウンが、はじまった。
ま、昨日はLINEで刃と別れたし。
心配なんて誰もしないだろうな。
向こう側の線までついた。
あ、もうダメかな?
視界がグラッと傾いて、そのまま私は、意識を手放した。
その後の記憶はまるでない。
気づいたら、保健室。
連れてきてくれたのは、や、刃君。
「気がついたのね?すごい熱よ?どうして学校に来たの?」
私「そ、それは。。。。」
「お家に連絡したわ。姉の方なら迎えにいきません。って言われてしまって。しかも、授業をそのまま受けさせてください!って。」
私「………。」
「早退しなさい。しんどいのに体が。ついていかないんじゃない?」
私「そう、ですね。一人で帰れますので。」
というと、私は、学校を後にした。
「ま、待ってくれよ!」
と声がする方を向いた。
私「や、刃くん。」
刃「ごめん。浮気なんかして。やり直してくれとは言わねー。だから、友達に昇格してくれ!」
私「…今まで見捨てられて来たの。」
刃「は?」
私「私にかまってくれることはない。そんな人なんていない。だから、彼氏になってくれて嬉しかった。友達。おねがいします。じゃ、ね。」
刃「お、おい!待てよ。送ってく。」
私は、勢いに押されて送ってもらうことにしぶしぶ承諾した。
沈黙の後、家につき。
刃「ちゃんと病院連れてってもらえよ?」
というとまた、走り去ってしまった。
【カチャ。】
私「た、ただいま。」
というと。お母様は、真っ先に玄関へ走りこんできた。
【パンッ!】
私の左頬に激痛が走った。
「どうして帰ってきたの!早く学校へ戻りなさい!あと、保険証とホテル代。それと、聖名の通帳。風邪が治るまで帰ってきてはダメ!絶対よ!あと、仁名ちゃんにも言ってはダメ!いい?わかったなら行って目障りなのよ!」
と暴言と保険証、そして通帳と財布を地面に投げつけてお母様は部屋に戻っていった。
やっぱり。ね。
アレから3時間ほど経っただろうか。
ホテルはどこも満員。
ホテルに行ってから、荷物をおいて病院に行こうとした私が馬鹿だったんだ。
GWに重なったから余計にホテルが開いていないんだな。
トボトボと宛がない道をさ迷った。
「おい!何してんだよ!傘もささずに!ってあつ!熱あんじゃねーか。」
あれ?見慣れたルックス。
それに、聞き慣れた声。
私は、本日2度目。
意識をまたしても手放してしまった。
体育をやる!派の天使が勝った!
とは言ったものの
種目は、シャトラン!
私は、みんなに『大丈夫?顔色悪いよ?』と言われながらも、早退なんてしたら、今度はお母様に怒られるのが嫌で走った。
だけど、私の決心とは裏腹に体は悲鳴をあげていた。
カウントダウンが、はじまった。
ま、昨日はLINEで刃と別れたし。
心配なんて誰もしないだろうな。
向こう側の線までついた。
あ、もうダメかな?
視界がグラッと傾いて、そのまま私は、意識を手放した。
その後の記憶はまるでない。
気づいたら、保健室。
連れてきてくれたのは、や、刃君。
「気がついたのね?すごい熱よ?どうして学校に来たの?」
私「そ、それは。。。。」
「お家に連絡したわ。姉の方なら迎えにいきません。って言われてしまって。しかも、授業をそのまま受けさせてください!って。」
私「………。」
「早退しなさい。しんどいのに体が。ついていかないんじゃない?」
私「そう、ですね。一人で帰れますので。」
というと、私は、学校を後にした。
「ま、待ってくれよ!」
と声がする方を向いた。
私「や、刃くん。」
刃「ごめん。浮気なんかして。やり直してくれとは言わねー。だから、友達に昇格してくれ!」
私「…今まで見捨てられて来たの。」
刃「は?」
私「私にかまってくれることはない。そんな人なんていない。だから、彼氏になってくれて嬉しかった。友達。おねがいします。じゃ、ね。」
刃「お、おい!待てよ。送ってく。」
私は、勢いに押されて送ってもらうことにしぶしぶ承諾した。
沈黙の後、家につき。
刃「ちゃんと病院連れてってもらえよ?」
というとまた、走り去ってしまった。
【カチャ。】
私「た、ただいま。」
というと。お母様は、真っ先に玄関へ走りこんできた。
【パンッ!】
私の左頬に激痛が走った。
「どうして帰ってきたの!早く学校へ戻りなさい!あと、保険証とホテル代。それと、聖名の通帳。風邪が治るまで帰ってきてはダメ!絶対よ!あと、仁名ちゃんにも言ってはダメ!いい?わかったなら行って目障りなのよ!」
と暴言と保険証、そして通帳と財布を地面に投げつけてお母様は部屋に戻っていった。
やっぱり。ね。
アレから3時間ほど経っただろうか。
ホテルはどこも満員。
ホテルに行ってから、荷物をおいて病院に行こうとした私が馬鹿だったんだ。
GWに重なったから余計にホテルが開いていないんだな。
トボトボと宛がない道をさ迷った。
「おい!何してんだよ!傘もささずに!ってあつ!熱あんじゃねーか。」
あれ?見慣れたルックス。
それに、聞き慣れた声。
私は、本日2度目。
意識をまたしても手放してしまった。