だから、だから、……まだ、いなくならないでよ。



…まだ、笑っていてよ。




君のためなら、朝日だってのぼらなくてもいいって思ってしまう。




明日さえも、時間さえも眠らせられるから。




君がまだ、僕の隣で笑ってくれるなら。




そのためならなんだってするから。




ああ、そうだ、君が望むなら…っ。





「…今夜、っ、…君に、月をあげるっ…。」