「お待たせしましたーっ。」



そんな僕達の間に可愛らしいケーキやパフェが届く。



店員さんが優雅に差し出してくれる姿に2人して軽く会釈した。



だけど、沙月の視線はすぐに豪華なパフェへと移る。



沙月の顔よりも遥かに大きいパフェに、すごく喜んでいて僕はハハッと笑ってしまった。



だって、子供みたいに無邪気に目を輝かせてるから。



いつもは僕が笑ったら怒るのに、今はそんなことどうでもいいらしい。



「ん、美味しい〜っ!!すずくんっ、甘くって美味しいよ!!」



きらびやかなパフェを口に運んではしゃぐ彼女に、また笑みがこぼれた。