「殺気を出せるだけの見かけ倒しですか。私に一撃も入れられないのなら関わってくるのはやめて欲しいですね。時間の無駄なので。」

私がそう言うと、また澤野が文句を言ってきた。

「お前に智也の何が分かるんだよ!」

「あなたは馬鹿なんですか?今日会ったばかりの人のことなんてわかるはずないじゃないですか。ですが、手合わせすればその人の強さぐらいわかりますよ。」

そんな事よりもわたしは早く総長と戦いたい。

「次は総長ですね。誰か審判してください。」