「今日この晴れた日に…」

あー、早く入学式終わんないかなぁー
そう思ってたら

「もうむりー、だるー」隣の可愛いらしい女の子だ。

「ねっ、あなたもそう思わない?」話しかけられた。

「うん、そうだね」小さめの声で話す。

「名前なんてゆーの?」まだ、話しかけてくる。

「えっと…」入学式の静かな雰囲気の中、声が少し響く。

「そこの君、静かに」怒られた。

「すいません…」なんで私が怒られるのー?

「ごめんね」上目遣いで謝られる。

「うん…」

これが、親友になるなんて思ってなかった。