「廊下は走らないのよー」


先生が言ってるのを遮るように私は走り続けた。

辿り着いたのは、トイレ。


蛇口を捻り、顔を洗う。


一瞬にしてスッキリした。


このまま、授業サボろーかな。


教室に戻っても注目の的だしね。


私は、サボることにした。


「屋上、開いてるかなー」


屋上に向かってゆっくり歩き始めた。