長くない髪をくるくると巻き込んで。

ちょっぴりお化粧してみたりして。

だって…今日から高校生。

少し大人への入り口でしょ?

ワクワクしてるの。

ドキドキもしてる。

どんな高校生活が始まるんだろうって。

そんな事を考えながら、鏡にうつるアラームの鳴る時計に目をうつすと。

その針は登校時刻ギリギリをさしていて私は慌てて階段を駆け下りた。