「失礼しやーす。」

と学校についた俺はまっさきに保健室に向かった。

「あらあら、どうしたの?」

と優しそうに聞くのはいつものことだが、ここからが大変そうだ。

なんせ、20代のコイバナとやらが大好きな矢萩先生だから。。。

俺「遅刻ギリで走ってたら伊藤がこけて。。。多分、捻挫。シップ貼ってやって。」

矢萩先生「はい。わかった。その代わり…………

俺「ハイハイ。わかりましたよ。」

あー、めんどくせー。

矢萩先生「で、何がありました?リア充さん方。」

俺「リア充じゃねー!////」

伊藤「リア充じゃないですよ!からかわないでください。/////」

矢萩先生「あら?誰が上田君と伊藤さんがカップルだと言いました?」

俺「伊藤!逃げるぞ!」

伊藤「は、はい!?」

と俺は伊藤の腕を掴んで走った。

伊藤「い、痛い。」

俺「ご、ごめん。これでどうだ?」

俺は伊藤をお姫様だっこした。

伊藤「ち、ちょっと/////。」

俺「じゃ、行くぞ!」

はぁ、なんてキザ。

幸い、同じクラスだから教室の前で下ろせばいいか。