〜みことside〜


三嶋くんを引き連れてダッシュで、屋上に続く階段のところまできた。


「ハァハァ、、えと、吉川さん、、先生は?」

「ハァ、そんなのハァ嘘にきまってるでしょ」


と言うと、彼は目をまるくして

「じゃあ俺のこと助けてくれたんだ?」

助けてくれたって• • •やっぱり困ってたのか。

「と、とにかく!嫌なら嫌ってはっきり言うんだよ!じゃ!」

とダッシュで教室に戻ろうとした。。


が、


三嶋くんに腕をつかまれそれはできなかった。


「あの、、三嶋くん??」

「吉川さん。俺吉川さんとこうやって話せてうれしいよ」


「え?」


「ほんと助けてくれてサンキューな」

と言っていつものように太陽みたいなキラキラした笑顔を向けてきた




「...べつにたいしたことしてない」

あまりにもキラキラした笑顔を直視できず、三嶋くんからふいっと顔をそらしてしまった。


私ってほんとに可愛くない

もうちょっと他に言い方があったはずなのに


「みこと」


!?!?