「彩果ぁーーー!!」

愛海が大急ぎで机につっかえながら叫びながら向かってくる。

あれは見てられない・・・。

「うぎゃぁーー!!」

最後にはこけたか・・。

痛がるのも無理がない。

この教室に入ってから、四回足に当たってるよ。

「まぁ、私だからいいけどさ。この話は置いといて!!えーっと・・。ツイキャスってアプリ知ってる??」

「知らない。」

「そのアプリね、誰でもいつでもライブ配信できるってやつ!!」

どうでもいい。

私こんなアプリやらないし、でも少し興味が・・・あるわけない!!

「へーーー。。。」

「彩果っていつも冷たいよね。笑わないっていうか、無表情っていうか・・・。」

そんなこと言われたって。

『そんなアプリあるの!?教えて!教えて!』

って言ったら、

『彩果じゃない、変なーーの!!』

とか言うくせに!!もうっ!!

「じゃあ、どうすればいいのよ・・・。これが私なのにさ。」

「感情を出すっていうか。部活とか好きなことをしてる時は普通のかわいい子なのにね。」

今はブスって事!?

ブスは認めるけど、感情出してないかな・・・?