布団に入り考え事で頭を使いすぎたせいかすぐに眠れた




(あっもしもし!あかり? ごめんね!あんくのやろうがまた寝坊してやがったから遅れそう!!ごめんな!……え?しおりちゃんも遅刻……じゃあ今1人なの? りょーかい
なるべく早く向かうね)

「あんく!もっと早く走れよ! あかりが待ってるんだぞ」

「あーい! 湊音は足速すぎなんだよ」

「はぁ……はぁ……え?なにこの人だかり……あかりは?」

『飲酒運転の車が歩道に突撃してきたんだってー』
『えー?ほんと?』
『んで、そこにいた女の人がひかれたらしいわよ』

女の人…………あかり……じゃないよな

俺は人混みをかぎ分けて事故現場に行った

『ちょっと君ここから先は入れないよ!!』

「じゃまだ! もしかしたら俺の大切な人かもしれないんだ!!どけろ!!」

『…………もしかして君の名前って姫璃湊音くん?』

「えっ?……はいそうです……」

『…………今回だけ…………』

警察の人は俺を事故現場に向かわせてくれた 

ちょうどひかれたであろう女の人が運ばれていた

俺は走ってその子の顔を見た

……あかりだ……

俺は絶望しながら一緒に救急車にのりあかりの手をにきっていた

病院に行く途中

意識がまだあるとき

【……み…なと……くん……は……新しい人と…………幸せに…………なって……それ…が……わた…し…の……幸せ……だ…から】

「あかり?あかり……なぁ!あかりぃぃぃぃ!!!」