〜赤城 絵美奈side〜

「サッカー部終わるまで1時間あるなぁ」

「赤城!」

「桐島君!」

「俺が学校来た時なんかあったんだろ?教室にずっといないから心配した」

「あ!ごめんね?心配してくれてありがとう」

「…うん。なにかあったのか?」

「…」

「私が話すよ」

「美空?!部活は?」

「終わったよ!私と絵美奈のことを心配した先輩達が今日はもう終わろうって」

先輩達にも心配かけてたんだ…。

「…いい?私から話しても…絵美奈が話すのは辛いと思うから」

「美空…。うん。お願い…」

「…そういえばサッカーも今日早く終わったらしいよ」

美空は私が爽太君の帰りを待っていた事をわかっていた。

「ありがとう!行ってくる!」