そんな対応に顔色一つ変えずに、みひろんはニコッと笑うと、

「だよね、似合うよね!

ビックリした。似合わないって聞こえたから「私のせいで!」って焦っちゃった」

よかったと呟きながら胸を撫で下ろした。

その様子を見ていた周りが、そんなわけないと、似合うと言ってくれて。

たとえみひろんが言ったから合わせただけだとしても、嬉しかったし自信になった。

みんなの言葉の一つ一つには棘がなくて、それだけでも心が救われた。

やっぱり似合ってなくはないよね、大丈夫だよねと自信を持てた。


それから少しみひろんとお話をしているうちに、静川さん達は自分たちの席に帰っていった。

文句を言いに来たんだろうけど、うまく邪魔されてしまい機嫌が悪そうだ。