雑用を押し付けられる可能性もあるけど、それはそうとして。
私が引き受け、代表として前に行こうとした時、
「先生!私、代表の補佐やります!」
みひろんが、ビシッと手を上げてそう大きめの声を張り上げた。
「お、それなら吉野、副代表を頼むな」
先生はみひろんの意欲に感心しながら、副代表を任せた。
代表は決めなきゃいけないんだけど、副代表はどっちでもいいみたい。
だから、こうして誰かが立候補しないと副代表は決まらないんだけど。
1人じゃ大変なはずだから、みひろんが立候補してくれて助かったと、笑いかけるみひろんと一緒に前に行く。
前でボソッと、お礼を言っておいた。