鮟鱇の

骨まで凍てて

ぶち切らる


作:加藤楸邨様


[鮟鱇(冬)]


『寒々とした魚屋の店先で、

骨の髄まで凍りついて

いるであろう不格好な鮟鱇が、

今包丁でぶち切られたんですよ』


「そ、そっすか…」

恐くて何も

返せない(低音ボイスは特にヤバいかも)。