あっという間に1日は過ぎて、マネージャーの部屋で布団を敷いていた。
「雛子ちゃん、隣りで寝よっか!」
『あっ、はい!』
森川先輩はほんっとに優しくていい先輩だな〜!
「あ、そうだ雛子ちゃん!
もしかして、蒼くんのこと好きなの…?」
ひえっ!!
バレた……!?
「ごめん、驚かないで(笑)
ちょっと気になっただけだから!」
『そ、そうですか…。私は別に好きじゃないですよ?』
また嘘をついちゃった。
実は蒼のことが好きなんて言えないもん…。
「そうなんだね!ああ、良かった〜
私ね、実は蒼くんのことが好きなんだ…。」
え…。
「雛子ちゃん、応援してくれる…?」
『もちろんですよ!』
「本当に?ありがとうっ!」
森川先輩も…蒼のこと好きなんだ…。
「それでね、明日、告白しようと思ってるんだ…。」
『そうなんですねっ!きっと上手くいきますよ!』
「そうかな♪雛子ちゃんに言われると嬉しいよ!」
『頑張ってくださいね!』
嘘ばっかりついちゃって…。
告白…
絶対うまくいくんだろうな…。
その夜は苦しくて全然眠れなかった。