もうクラス発表の紙が掲示板に貼りだされていた。

でも背が低いから見えないよ〜


「おい、あったぞ!俺達1組だってさ」


えっ同じクラス!?

『ホントに…!?やったぁ!』


「お前そんなに1組になりたかったのかよ」

あ、やばいやばい。

蒼と同じクラスだったから嬉しいなんて口が裂けてもいえないよ。


『う、うん!1組だ〜!やったー!』


「ははっ!へんなやつ!」



キュンッ…


そんなキラキラな笑顔、向けないでよ。





私はだいぶ前からわかっていた。



蒼が好きだってこと。


でも告白したら振られるに決まってるんだ。






蒼には好きな人がいるんだから…。