「ザラくん?我が学校で女の子と言ったら……殺られるわよ?」

「……え?」

女の子と言ったら……殺されるんですか!?

それ可笑しくないですか!?えええ!?

「とにかく気を付けるのよ?」

「あ、はい。承知しました……」

ここは言うことを聞く他ないみたいなので返事は丁寧に……。

「なら宜しいでしょう。とにかく本題に入るわね」

ここでようやく本題ですか……

なんだろう……



「ザラ・リクニティカルくん。あなたは今から私の側近であるバルザックと一騎討ちをしてもらうわ」

「へ?」

一騎討ち?え?

しかもよりによってバルザックさん?

これはかなり難儀だ……


「いいわね?バルザック」

「承知しました」

グブラさんの指示に丁寧に答える男の人。

体躯は普通並。ただ底知れぬ気がある。

油断はできない。


「てことでザラくん。戦うところはここよ」

「……はい?それは……」

ここ学長室ですよ?ここでやるんですか?

普通可笑しいですよね。。