「何?そんなに俺のこと気になる?」
「はっ?……気になるけど、気になんない!」
「何それ?」
「…分かんない。」
「ふはっそっか、俺のこと好きなんだ?」
そう言うと流衣は口元をあげてフッと笑う。
「もぉーーっ!ふざけないでよ!あたしは真剣に…っ!」
「わるかったって!」
「もうしらないから!」
…流衣はいつもこうだ。
あたしをからかって、その反応を見てばかにする。
…むかつく。むかつく、けど…あたしは、そんな流衣を…
「怒んなって!」
「……。」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…