「おう」

また無邪気な笑顔で.....。

「翔!第3クオーター始まるぞ!!」

廊下中に響き渡る和輝先輩の低い声。
少し遠くから、背中で聞いた。

「うっす。」

すると翔は方向転換をして、
「じゃーな。

意外とまな板な まきちゃん♡」

「ちょっ。。

どこみてんの、ばかああーー!」

にやにや する翔に喝を入れた。

翔は足早にアリーナへと去っていった。