「ひいぃ、先輩怖っ。何もあそこまで、ね?」 と、私に近づいて言う同級生の瑠璃。 「だよね。」 私は賛同する。 「でも、あの小柄な子何者かね。中学生でダンクなんて。男子のエースでさえできないのに。」 たしかに。状況はよく読み込めずわからなかったが、ダンクなんて、すごすぎる。 しかも、あの身長で。 かなりのジャンプ力を持ってるに違いない。