外はもう暗くなってて、
時計は7時を回っていた。

もう帰らなければいけなかった。

本当は帰りたくなかった。
だって家族より自分の事をわかってくれる人が今目の前にいるから。

「そろそろ帰ろっか。」

「うん…。」

「まぁ〜元気だして!ね?帰るのが嫌でもさ!帰ったら自分の部屋で貸した本でも読んでよ!」

「うん。ありがとう。本、読む。」

「気をつけてね!バイバイ!」

「…バイバイ!」

そう言っての日は別れた。