私は小学生からずっと、
あんまり学校を楽しいって思ったことは無い。

別にイジメというイジメを受けてた訳じゃないけど、
無視されたり、悪口言われたり、
中学では
部活の部長になったのをいい事に、
皆のミスは全部自分が被ってきた。

それが当たり前だと思ってたから。

でもそれはちゃんと自分のストレスになってた。
ストレス性胃腸炎にもなった。
それでも、家族でさえ私を守ってくれなかった。

だから。
だから私は、
リストカットという自殺を選んだ。

軽かった。
自殺というそんな重いものじゃ無かった。
だからこそ、心の中では誰かに
話したくて、助けて欲しかった。

その話を私は自分から、かなんに話してしまった。

後悔しても、もう遅くて
(どうせ引いてるよ)
とか思ってた。

「こんな話聞かされて実際引いたでしょ(笑)」

でもかなんは、
「引きなんかしないよ。大変だったんだね。でも、自殺は良くないと俺は思う。」

って言ってくれた。
かなんが本当にそう思ってくれてるとは思ってないけど、私はその言葉を信じたかった。