君の。

　秋人side


　席順はバッチリだった。窓際の一番後ろ。つまりは、サボってても、ばれないって事だ。ついでに樹のも見てやった。俺の右の右。
　
　　　　　　　　（教卓）
　　　　女男　　　女男　　　女男　
　窓側　男女　　　男女　　　男女　　廊下側
　　　　女男　　　女男　　　女男
　　　　男女　　　男女　　　男女
　　　　女男　　　女男　　　女男
　　　　俺女 　 樹？　　　男女

　　？。なんで樹の横は名前ないんだよ。というかあいつ、早く戻らないとHR始まるぞ？？

　キーンコーンカーンコーン　キーンコーンカーンコーン

　（あーあ。また遅刻って言われるよ。）「ガラッ」

　「遅れてっすみません!!」

　勢い良く教室に入ってきた樹は、やっぱりそのルックスで、皆の視線を集めた。べっ別に、羨ましくなんてねーよ。


　なんで俺は、モテねーんだろう？高身長でサッカー部のキャプテンで頭が良くて、おまけにイケメンっ!!
　　……まあ最後は、ね？？

　

　～その頃の女子の皆様の心情～
　（よっしゃ樹サマがいる！イケメンっ!!）
　（いや秋人クンも、やっぱりかっこいいでしょ？）
　（あの２人と一緒とか、最高っ!!）


　秋人は実は、モテる設定で。