小林くんは立ち上がると私の前まできた。


「小山美晴。あんた誰にでもそういう事するわけ?」


「えっ…………?」


「そうやって男を弄んで楽しい?弁当とか毎日作ってんだ、祐介に。」

「……小林くん、それってどういう意味?」


よく理解出来ないその言葉。


でも、小林くんの目を見ればわかる。


小林くんは怒ってる。そして、私のことを軽蔑してる……?

出てほしくない涙がポロポロとでる。


苦しい。悲しい。苦しい。

色んな感情が交差して胸が痛い。