「あっ、そうだ、俺の弁当ある?」
と不安そうな顔の祐介。
「もちろん!てか、毎日作ってるじゃん!今更、そんな不安そうな顔しないでよ!」
笑いながら私がそういうと、
「確かにそうだな。」
って祐介も笑う。
うんうん、小林くんが目の端にうつるけど、上手く喋れて笑える自分偉い!
「ねえ、うるさいんだけど。」
突如聞こえた大好きな小林くんの声。
でもその声は今まで聞いたことないくらいに低い。
さっきまで、
「小林くんも祐介くんもいて幸せ~♡」
「文化祭の委員やってよかった♡」
とか目をハートにしていた女子達も黙る。