「やだ。パジャマでいたいから、行かない」


幸人が掴んでいるあたしの手を、思いっきり引き離した。


「…パジャマのままで良いよ?」


「――…いやだっ!!行きたくないのっ!!」


あたしは、階段をかけ上がろうとした。


――…すると、