「何?アイツも学校休んでんの?」


あたしは、ちょっと憂鬱な気分になりながらも、パジャマのまま下に降りた。


「あら、莉緒パジャマのままで」


お母さんは、ちょっと怒った。怖くないけど。


「おはよう」


食卓の椅子に座った幸人が、笑って言った。


「……はよ」


あたしは、横を向いて言った。