お母さんの余りの天然さに思わずため息が出る。
「お母さん。。相手間違えてんじゃない?何で一般市民のあたしが幸人なんかと結婚すんのよ。」
「あら、知らなかった?お父さんと幸人君?のお父さん、友達なのよ。」
「嘘っ!?」
あたしの余りの驚きに、お母さんは笑った。
「いや、笑うトコじゃないって」
あたしは、両手をブンブンと顔の前でふった。
「良いじゃない。幸人君も今日聞くはずよ。」
「へえっ!?幸人も。。知っちゃうのっ?!!」
「結婚なんだから、当たり前じゃないっ!!」
「…まぁ、そうなんだけど」
何か、幸人には知られたくなかったな…。
今までの関係が壊れそうで。