その言葉に、背中をなぞられるような寒気がしたのは、きっとあたしだけじゃないだろう。


なんなんだ!!


この変態フェロモン出しまくりの教師は!!


ニヤ…と鋭い笑みを見せて、中川は教卓につく。


さっきまではキャーキャー言ってた女の子たちも、ヒソヒソと悪口を言い出す。


あたし的には、生徒指導室で説教をたれなくてはいけない気持ちと、説教をされてレッスンに遅れてしまうという気持ちで、最悪な気分だった。