あたし、多分一分間に何回も瞬きした。 幸人の事を、嫌と言う程見つめ続けた。 「……あ、り、えない」 「――…自分で聞いたクセに」 ちょっと拗ねた声を上げ、幸人はあたしの事を抱き締めた。 「好きだったよ。ずっとな」 「ずっと?」