「好きだよ、莉緒」 「――…」 あたしは、ぽかんと口を開けたまま幸人を見つめていた。 「――…聞こえてんのか?」 「…いっ、今莉緒って!?てか、す、す、好き!?」 あり得ない!!!!! 幸人があたしを、 好き?