わいわい。

「たこ焼き、二つ〜!」「はーい!味はどうしますか?」「ソースで!」

会話がガヤガヤと飛ぶ。

うちのたこ焼き屋さんは大盛況!

お客さんがたえない。

前半と後半にわかれてて、4人組の中では私と蓮君は前半に接客、悠里たちが後半なんだ。

「はい!こちらソースたこ焼きです。」

笑顔で渡す私。

「おい。俺だぞ?」パッと顔を見ると、

「はぅっ!?はるひこくん!?」

久々に登場。はるひこくんがいた。

「半額にしてくれよ。」

「む、むりだよ!?」

するとはるひこくんはニッと笑って「最近、桜香としゃべらんから寂しかったなぁー。」

という。

「え!?あ、…ごめんね。」

「んーん。はやく会計してよ。」

「違う。ごめん。が、告白の返事だよ。」

俯く私に

「後半、時間あいてんなら、おばけやしき、来てよ?」

とわらってそのまま友達とどこかへ行ってしまった。

やっぱり。傷つくよね、ふられたら。

でも、私は蓮君に恋していくって決めたから。

「おーうか。仲よさそうだな。」

蓮君が急に近づいてきて、私の肩に頭をのせる。

「れ、れんく…ん!?」

急なことに心臓が壊れそうなほどバックバクに。

ふぅ。

少し深呼吸をして、「急にどうしたの?」と問う。

すると

「ううん…あのさ、後半一緒にまわらない?」

という蓮君。

「あっ、いらっしゃいませ!」

お客さんがきたため、蓮君はパッと離れ会話が途切れてしまった。

そのまま会話はすることなく、後半に。

私は
とにかくはるひこ君のとこへ走った。