「に、しやまさんが、私がいない時に良介に告白してるとこ見ちゃって……。良介は何も言わないし、良介、西山さんのこと好きなんじゃないかなって…!」

教室からでた、階段に座る私たち。

「そんなわけないじゃん!横井君、こっちから見てもわかるくらい悠里のこと好きだよ?」

「…っ、どう、しようっ、別れるとか、ならない、よね…っ?」

悠里の瞳には涙が溢れてた。

私はギューって悠里を、抱きしめる。

いつも、悠里がしてくれてるみたいに。

「素直に、聞いてみよう。ね?」

悠里がコクっとうなづくのを確認して、横井君を呼びに行く。

横井君はすごく不安そうな顔をしてた。

かげで話を聞く私。

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悠里「西山さんと、付き合うの?」

良介「付き合わないよ!」

悠里「じゃあ、なんで告白されたこといわないの…??」

良介「それを言ったら、悠梨は嬉しかった??」

悠里「嬉しくないよ!好きな人が告白されてるんだもん。」

良介「だからだよ。だから言わなかったんだ。おれ、バカでなんも考えてないようにみえるけどさっ、めちゃくちゃ悠梨のこと好きだよ?」
"

よかったね、悠里

悠里と横井君の恋は幸せだね。

私は静かに教室に戻る。

西山さんは美人って感じじゃないけど、しっかりしてて、大人っぽい。

「西山さん、大丈夫?」

西山さん、泣きそうな顔してたから。

多分、横井君、返事したんだろうな。


「大変だな。あいつらも。」蓮君がいう。

「うん。でも私も好きな人と付き合いたいよ。」

「おれも。」

こうして、
私たちは文化祭を迎えます!