教室に戻って、悠里に相談すると、「桜香はほんとに上坂が好きだねぇ」って笑ってくれた。

〜〜

お昼休み。
今日はなぜか蓮君と2人きり。

多分、悠里が企画?してくれたんだろうなぁ。

ありがと、悠里。

「れ、蓮君、食べよう!」

私がそういうと、蓮君は優しく温かな笑みを浮かべて

「蓮君って呼んでくれてる。」という。

「蓮君が呼べって言ったんじゃん!」

「そうだっけ?」

「そうだよ〜!ばかばか!」

ほらね、こんな時間がとっても楽しいんだ。

ドキドキ、キュンキュン。

目の前にいる蓮君がだれを想うとしても私は片想いをがんばるっ。

「…好きな人ーーー。
やっぱりはるひこってやつだろ?」

またか。だから違うって!

「違うってば!ちゃんといるもん。」

めをふせると、「前も同じ話したな」と笑う。

「美咲ちゃんとは、どうなの?」

ちょっと聞きにくいけど聞いてみる。

「告られてちゃんとふって、いい友達だよ。」

「そっか。よかったね。」

「うん。」