僕は、街灯がポツポツと並んでいる
暗い道を急ぎ足で歩いた。

なんとなくこの包みを
この場で開けてはいけないような
気がしたからだ。


僕はガチャガチャとアパートの
鍵を開けると、
カバンをその場に投げ出してから
ソファにドサッと座った。


テーブルの上に、恐る恐るそれを置く。


僕はそっと袋の中から中身を
取り出した。