次の日私は、図書館にいた

人がたくさんいたが家にいるよりは、まだましだと思った。

昨日の遊び疲れで寝ていては、いけない

大学受験が近づいている
嫌でも勉強しなければ…



探していた本が見つかった。

あとちょっとというところで手が届かない…

「あっ」

ひょいっと隣の人が私の求めた本を取ってくれた

よくみると私と同じぐらいの年の男の子

眼鏡を掛けていて優等生っぽいとこは、全然違うけど…


「法律学辞典?」

「えっ…と、弁護士目指してて」

「ふーん、そうなんだ」

そう言うと彼は、私に本を渡した。