ブチッ---

栞との電話を消した
これ以上聞いたら何かが私の中で壊れそうで怖かった
涙は、出なかった

栞は、親友だけど栞の言った事が真実だとも限らないし
信じたくなかった


あの和貴が…
私に"愛している"て初めて言ってくれた人が…


無意識のうちに
私は、和貴が通う大学に向かって走っていた。