「あなた和貴と別れた方がいいわ」




それは、思いもしなかった言葉だった

だってあんなにも私と和貴との仲を喜んでくれたのは、栞だったから


「…どうして?…どうして栞がそんな事?!」


「…ごめんね確かに真紀に和貴を紹介したのは、私だったけど…

あいつ浮気してたの!
真紀、昨日和貴と帰らなかったでしょう?
あの後あいつかなり酔っ払って

真紀は、弁護士の娘だから付き合ってるって

あの髪飾りも骨董品で見つけたおもちゃだって…」