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なんだろう? とってもあったかくて…安心する。


気持ちのいい温かさを感じながら、自然と自分の口元が笑っているのがわかる。


それになんだか雲の上にいるような気分で。


ずっと前にも…こんなことがあったような気がするのは気のせい?



「ケホケホッ……」



閉じていた瞼をゆっくり開いていく。



「えっ!?なんで…?」


「こら!てめぇ、急に暴れんなっ!」



気持ちいいと思ってたのは陸の背中!?



「お願いだから早く下ろしてぇ!!」


「バカッ!俺だって好きで、お前なんかおぶってねぇよ!」