そして、人生一の青春時代と言われる
高校生活も半分以上過ぎていた。
真美 「まぁ、大学とか専門とかあるし
就職もするしねぇ」

結菜 「なーに、独り言いってんの!!」
なにか、コツンと教科書の角が頭に
当たったなと感じた時、後ろに結菜がいた。
真美 「結菜じゃん!!直哉くんとこ
行かなくていいの?」
結菜 「ふふーん、実はあたしら
一月に別れたのだ!!」
結菜は自慢げにピースサインを見せた。
真美 「え!?まじで!!」
結菜 「フィーリングの関係とかなんていうかさ、あいつ!!b高の生徒と
二股かけてたの!!むかつく!!」
ああ、そうなんだと納得した。
結菜はスタイルがとても良く
美人。
だけど、男を見る目というものがなく
いつも結ばれる男は、碌でもない
男ばかりだ。