Besaid You

その他

゚.*れい・*.゚/著
Besaid You
作品番号
1314789
最終更新
2016/11/05
総文字数
920
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
PV数
43
いいね数
0
嗚呼。誰かが居なくなるってこんなに苦しいことだったんだ。






もし願いが叶うならば君に会いたい。まだ君と話したい。もっと色々なところを巡りたい。君の笑顔をまだ見ていたいんだ。





「ーもう帰ろう。蓮。彼女はもういないんだ。」









まだここに居たい。ここには君がいる気がするんだ。だからここに居たい。いたい。痛い。







君の好きだった鈴蘭。花言葉、sweetness。優しさ、愛らしさ。






もしかして君はこの可憐な花たちのなかの一輪なのかもしれない







「雨が酷くならないうちに早く帰ろう。送っていくから」










「ーびしょ濡れになって風邪ひいちゃうよ蓮ちゃん」








「!!」







「どうした?蓮。」






「いいえ。何でもありません。」














霧雨が降りながら、もやがかかっている道路の奧で君の姿が見えた気がした。



















これは君と僕との本当の最後の1週間の話。

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