ベンチに腰掛けて、自販機で買ったサンドウィッチを食べる。
ハムとレタス。
卵。
ツナ。
ずっと変わらないけど美味しい。
「…!!」
「……?」
「…」
「…」
「わ」
と。
いきなり張り倒された。
誰にかは分からない。
というか、本当に人間なのかすら分からないんだ。
僕には。
抵抗のすべはないから…
「う、あっ…」
僕が何かしたんだろうか、分からない。
言葉が通じることを信じてるけど、まあ言ったって無駄だろうから僕は黙って相手が飽きるのを待っている。
そっちの方が楽だし、確実だから。
でもやばい、頭がぼーっとしてきた。
雨に打たれて、風邪ひいたのかな。
いや、こんなに早く症状でないよな…ぁ、とか。
「…!」
急に、それが止まった。